この記事を読んでいる人は、
- TikTok乗っ取りの事例について知りたい
- もしアカウントが乗っ取られたらどうなるのか気になる
- TikTokを乗っ取られたときの対策方法について知りたい
上記のように悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、TikTokで乗っ取られたときのリスクや、解除法・対策すべき手段について解説していきます。
TikTokが乗っ取られているか判断する方法
実際にどんな状況が乗っ取り被害に遭っているのか、気になる人も多いでしょう。
以下のようなときは、アカウントを乗っ取られ、ログインできない可能性があります。
- パスワードや電話番号が変更されている
- ユーザー名が変更されている
- 動画が削除・勝手に投稿されている
- 覚えのないメッセージを送信している
自分が知らないところで、乗っ取り被害に遭っているケースも少なくなので、こまめにチェックするべきです。
このような異変がある場合、TikTokを乗っ取られている可能性が高いので、自分のアカウントを確認しましょう。
TikTokが乗っ取りで発生するリスク
「自分は趣味程度にしかTikTokを使っていないから、乗っ取られても影響はない」と思う人も少なくありません。
ですが乗っ取り被害に遭うと、
- アカウント情報が操作され流出する
- 非公開動画が公開される
- 動画・アカウントを削除される
- 犯罪や詐欺に使われる
などリスクがあり、自身の人生に悪影響を及ぼすことも。
TikTokを安全に使うために、乗っ取られたときのリスクを事前に頭に入れておきましょう。
アカウント情報が操作され流出する
もしTikTokを乗っ取られた場合、アカウントを勝手に操作され、登録していた個人情報を漏らされるケースがあります。
なぜならTikTokでは登録時に、
- 電話番号
- メールアドレス
- LINE
- AppleID
といった、ほかのSNSを活用して登録できるため、その情報も奪われるからです。
つまり、自分の情報を横流しで知られてしまうので、以下のような日常で悪質な被害に遭う可能性も浮上します。
- 迷惑電話が増える
- 迷惑メールが送られる
- ストーカー被害に遭う
自分の個人情報を守るために、乗っ取られないよう対策を取らねばなりません。
非公開動画が公開される
TikTok内で非公開動画をストックしている場合、乗っ取り犯によって勝手に公開されるリスクがあります。
公開の意図として、アカウントの持ち主が困ることを楽しむ人がいるからです。
非公開動画には、
- プライバシーな動画
- 情報解禁前の企業案件
- 企業秘密
など、ストックや下書き保存している投稿者もいるので、勝手に公開されてしまうと信頼度が下がります。
自身の信用を失い、フォロワーやファンが減ることもあるので、乗っ取りのリスクは大きいです。
動画・アカウントを削除される
乗っ取られるリスクとして、投稿している動画を勝手に消されたり、アカウント自体を削除されることがあります。
TikTokにログインできれば、ユーザー本人ではなくても簡単に消せるからです。
またアカウントを消すことにより、DMやコメント、いいね数もすべて消えてしまうので、TikTokで生計を立てているユーザーからすると、死活問題になりかねません。
人気インフルエンサーは乗っ取り被害に遭うと、今までの努力や収入も消えるでしょう。
犯罪や詐欺に使われる
TikTokで乗っ取られると、アカウントを犯罪や詐欺に使用されます。
なぜなら第三者のアカウントを使うことで、乗っ取り犯が逃亡しやすくなるからです。
実際に起きている詐欺の事例として、
- 仮想通貨
- 出会い系
- 情報商材
など、さまざまな種類の詐欺が発生しています。
これらの詐欺をおこなうために、SNSを乗っ取りを考える利用する人間が増え、濡衣を着せられるユーザーが増えています。
TikTokで乗っ取りに遭った事例
一般の方がTikTokを乗っ取られたと言うケースも多い一方で、有名人が乗っ取り被害に遭うケースもあります。
代表例で言うと、人気YouTuberの「SEIKIN」さんです。
SEIKINはトップユーチューバーHIKAKINさんのお兄さんで、登録者数は400万人を超えています。(2022年6月現在)
SEIKINはYouTubeを更新するとともに、TikTokなどのSNSも同時利用していますが、2022年3月にTikTokの乗っ取り被害に遭いました。
ファンからの指摘により気づき、SEIKINさん本人が確認したものの、
- アイコン
- アカウント名
- パスワード
- メールアドレス
など既に変更され、ログインできない状態になるだけでなく、お金を生む財産でもある動画も削除されました。
その後、所属事務所や警察に連絡を取り、数日後にアカウントと消された動画を取り戻すことができたため、大事には至らなかったそうです。
これはSEIKINさんの例ですが、一般の方でも同じ被害にあうので気を付けなければなりません。
TikTokの乗っ取りの解除方法
もしもTikTokの乗っ取り被害にあったときは、次の対策を取りましょう。
- 身に覚えのないデバイスを削除
- パスワード変更
- TikTok運営に報告
- SNSで呼びかけ
早い段階で対策することで、自分のアカウントを守れます。
順番に見ていきましょう。
身に覚えのないデバイスを削除
身に覚えのないデバイスが入っているときは、乗っ取られている危険性があるので速やかに消しましょう。
TikTokでは、以下の設定ができるようになっています。
- ログインしたデバイスの表示
- デバイスのログアウト
- 不審なアクティビティの通知
これらを設定することで、ログインしたデバイスの詳細が通知され勝手なログインを把握できます。
身に覚えのないデバイスからのログイン通知が来た場合は、
- プロフィール画面の「設定」を開く
- 「アカウント管理」から「セキュリティ」を選択
- 「あなたのデバイス」を選択
この手順で削除しましょう。
パスワード変更
乗っ取りの可能性があるときに、まだ本来のユーザーがログインできるのであれば、直ちにパスワードを変更してください。
簡単に変更できるかつ、即効性で対応ができます。
- マイページの「•••」から「アカウント管理」を選択
- 「アカウント管理」から「パスワードを設定」を選択
- 変更前のパスワードを入力し、新しいパスワードを入力
この手順で変更ができるので、ログインが可能な場合はパスワードを変えましょう。
TikTok運営に報告
TikTok運営に乗っ取り被害にあったことを報告すれば、代わりに対応をしてくれます。
TikTokアプリから「問題を報告」を選んで、メッセージを送れば完了です。
アカウントをすでに乗っ取られた場合でも、運営は対処してくれるので諦めずに報告しましょう。
TikTok運営に知らせることにより、アカウントが復活するケースもあります。
SNSで呼びかけ
TikTok以外のSNSをやっている場合は、TikTokが乗っ取られたことを発信してください。
フォロワーや知り合いに乗っ取られたアカウントであることを報告できるため、詐欺被害を減らせます。
そのためにも、TikTok以外のSNSも日頃から着手しておくと良いでしょう。
フォロワーが多いインフルエンサーや、企業ほど取るべき対策のひとつになります。
TikTokで乗っ取りに遭わないための対策方法
TikTokを乗っ取られたときは、前述した対策をとれば良いですが、とはいえ一番良いのはそもそも乗っ取られないことでしょう。
日頃から以下の点を意識しておけば、乗っ取られるリスクを軽減できます。
- 携帯電話を落とさない&ロックをかける
- 頻繁にパスワードを変更する
- ほかのサイトのパスワードを使い回さない
- SNSログインは使わない
- 2段階認証を作成する
- 第三者に認証コードを渡さない
- メールアドレスと電話番号のリンクしておく
ぜひ参考にしてください。
携帯を落とさない&ロックをかける
TikTokの乗っ取りを避けるために、携帯電話を落とさない、画面ロックをかけておきましょう。
携帯電話を落としてしまった場合、拾った人が操作してTikTokにログインする可能性があるからです。
そのため日頃から落とさないようにすべきですが、うっかり落としてしまう可能性も否定できません。
指紋認証や認証番号を設定しておけば、勝手に操作されないので設定していない人はしておきましょう。
頻繁にパスワードを変更する
こまめにパスワードを変更して、不正ログインを軽減しましょう。
TikTok運営は「30日に1回のペースでパスワード変更を推奨する」ほど、個人情報が奪われやすい可能性があるからです。
頻繁に変えることは大切ですが、自分の誕生日や電話番号下4桁など突破されやすい番号は避けましょう。
- 6文字以上
- 大文字・小文字
- 数字・記号
これらを組み合わせて、突破されないパスワードをこまめに作ることで乗っ取りのリスクが減ります。
またパスワードを変更すると、忘れてしまうこともあるので事前にメモしておきましょう。
ほかのサイトのパスワードを使い回さない
乗っ取り被害に遭うリスクを軽減するために、ほかのサイトのパスワードを使い回さないようにしましょう。
同じパスワードを使い回している場合、そのパスワードを知られてしまったら、あらゆるサービスに侵入されてしまうからです。
もし同じパスワードを使っていた場合、
- 個人情報を引き抜かれる
- フィッシング詐欺に遭う
- 通販サイトで購入される
- クレジットカードを使われる
など、乗っ取りから大きなトラブルに発展していきます。
同じパスワードを共通で使うことは、覚えることが少なく楽に感じますが、おすすめできません。
SNSログインは使わない
TikTokでの乗っ取り被害に遭わないために、SNSログインを使わない手段もおすすめです。
SNSログインを使用しないことで、同時に乗っ取られるリスクを減らせます。
TikTokでは、
- LINE
など、さまざまなSNSアカウントでもログインができるので便利です。
ですが、ひとつでも乗っ取られると被害数も増えてしまうので、SNSログインを使っている場合は気をつけておきましょう。
2段階認証を作成する
乗っ取り被害に遭わないために「2段階認証」を作っておきましょう。
2段階認証とは、ログインパスワードを入力した際に、SNSやメールアドレスに2つ目のパスワードが届く認証方法です。
通常のパスワードはユーザー自身が設定したものに対し、2段階認証のパスワードは一度きりしか使えないため、セキュリティの安全が高くなります。
- マイページから「…」を選択
- 「セキュリティ」から「2段階認証」を選択
といった方法で簡単に発行できるので、まだ設定していない人は乗っ取られないために登録しましょう。
一度しかパスワードは届かないので、忘れないようにメモを必ずしてください。
第三者に2段階認証コードを渡さない
ひとつのアカウントを複数人で管理しているインフルエンサーや企業が、2段階認証コードを渡したことにより乗っ取り被害に遭うケースがあります。
信頼している相手であっても、2段階認証コードを渡さないようにしましょう。
関係者以外の他人に情報が漏れることでアカウントを乗っ取られたり、内輪揉めでトラブルが起きた際に内部の人間がTikTokを荒らす恐れがあるからです。
認証コードは責任者のみが管理することで、トラブルや乗っ取りを回避できます。
2段階認証コードを使って乗っ取られた場合は、運営以外にアカウントを復活できなくなるので気をつけましょう。
メールアドレスと電話番号のリンクしておく
乗っ取り被害のリスクを減らすために、メールアドレスと電話番号を繋がらせておきましょう。
リンクさせておくことで、ログインにメールアドレスが使えなくなったときに電話番号で対応できます。
また逆パターンでも対応が可能です。
- マイページから「…」を選択し、「アカウント管理」を選択
- 電話番号orメールアドレスの登録してない方を選択
以上の手順で、簡単に設定できます。
事前にリンクしておくことで、どちらかのログインが乗っ取られたときにログインが可能になり、すぐにパスワードを切り替えられるでしょう。
まとめ:事前の対策でTikTokの乗っ取りを防ごう
今回は、TikTokの乗っ取り被害と対策をまとめました。
インターネットやスマトーフォン、パソコンが一般に普及している今、TikTokを始めとしたSNSの利用は当たり前になりました。
いつ自分が乗っ取り被害に合うかわかりません。
もし犯罪などに利用されたら、人生が壊れると言っても過言ではないでしょう。
デジタルタトゥーという言葉もある昨今、不名誉なことは一生ネットに残り、乗っ取りによる不本位なことも対象になります。
自分は大丈夫と油断せず、気を引き締めて事前に対策をしておき、楽しくTikTokを活用しましょう。