【50代向け】頭皮のかゆみ対策向けシャンプー20選!原因から対策まで解説
「50歳を超えてから、頭皮にかゆみを感じるようになった…」実は、更年期の女性に多い悩みなんです。
原因は頭皮の乾燥であり、間違ったシャンプーのやり方や生活習慣の乱れ、老化などの影響があります。
本記事では、頭皮のかゆみを対策できるシャンプーをランキング形式で20個紹介。さらに、間違えないシャンプーの選び方も解説していきます。
また、シャンプー以外のかゆみ対策も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
【事前知識】頭皮のかゆみの原因
頭皮がかゆくなる原因は、多くの場合、頭皮に何らかの異常が発生しているサインです。つまり、まずは原因を特定しないとかゆみの改善は難しいと言えます。ここでは、代表的な4つの原因を紹介します。かゆみの原因を突き止めたい人は必見ですよ。
-
頭皮の乾燥
-
皮脂の過剰分泌
-
アレルギー反応
-
シャンプーで洗いすぎる
①頭皮の乾燥
-
空気の乾燥 (特に冬)
-
シャンプーのしすぎ
-
ドライヤー不足
-
紫外線のダメージ
頭皮のかゆみで1番多い原因は、頭皮の乾燥です。頭皮が乾燥すると、水分が抜けやすくなってしまいます。その結果、皮脂のバリア機能が弱まることに。外部からの刺激を受けやすくなってしまい、かゆみを感じるようになります。
乾燥の原因で代表的なのは2つ。冬場の乾燥・シャンプーのしすぎによる頭皮の水分不足です。頭皮のかゆみが気になる人は、乾燥しないように保湿対策ケアへの取り組みが必要になります。
②過剰な量の皮脂が原因で炎症を起こす
-
乾燥
-
シャンプーの洗い残し
-
更年期による男性ホルモンの増加
-
高脂質な食事の摂りすぎ
-
ストレス
頭皮のかゆみは、皮脂とも関係が深いです。皮脂が過剰に分泌された場合、炎症を伴うかゆみが出やすくなります。皮脂を栄養とするマラセチア菌が発生・繁殖してしまうのがポイント。この菌が繁殖しすぎると脂漏性皮膚炎になることもあるので注意しましょう。
また、皮脂汚れが蓄積する場合も同様です。マラセチア菌が多く繁殖しやすい環境になってしまいます。原因として多いのが、シャンプーの洗い残し。シャンプーを洗い流す時は、髪の毛ではなく頭皮を中心にしっかりと洗い流しましょう。
なお、皮脂は50代女性に多い傾向にあります。なぜなら、更年期を迎え、女性ホルモンが減る一方で、男性ホルモンが増え皮脂の分泌量が増えるからです。そのため、頭皮のかゆみだけではなく、ニオイやフケといった悩みも抱えやすくなります。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
他にも、ストレスや高脂質な食事の摂りすぎが原因で、頭皮の皮脂量が増えることもあります。規則正しい生活習慣を送ることも重要です。
③アレルギー反応
シャンプーに含まれている成分が原因となり、アレルギー反応が起こることがあります。ちなみに、成分自体は洗浄効果や泡立ちやすくするために配合されているケースがほとんど。正しく使えば悪い成分ではありません。
とはいえ、アレルギーの原因になりやすい成分が配合されている可能性があることは留意しましょう。とくに、1番原因になりやすいのはコカミドプロピルベタインとラウラミドプロピルベタイン。2004年にアメリカ接触皮膚炎協会が、アレルギーの原因となる物質に認定しています。
また、洗浄力が強すぎるためにラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naが原因になることもあります。その洗浄力の強さから、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうことがあるのです。その結果、皮脂が不足し、乾燥を招きます。そのため、洗浄力が強すぎない、肌に優しいアミノ酸シャンプーがおすすめです。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
リンスに配合されている成分が原因になることもあります。頭皮ではなく髪への使用が想定されているため、肌に合わないこともあるのです。
④シャンプーの回数・やり方
シャンプーの回数・やり方も要チェックです。何度も頭皮を洗浄すると、頭皮のうるおいに必要な皮脂まで余分に落としてしまうおそれがあります。その結果、乾燥する可能性も。頭皮の保湿力が下がるとバリア機能も低下し、かゆみを感じやすくなります。
そのため、シャンプーは1日1回までに留めるのが大切なポイントです。肌の皮脂はとにかく落とせばいいわけではありません。必要な皮脂もあるので、余分に落としすぎないようにしましょう
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
逆に、頭皮をしっかり洗わないのもNGです。皮脂が溜まり、かゆみの原因になってしまいます。1日1回、正しいシャンプーの洗い方を実践しましょう。
【50代向け】頭皮のかゆみ向けシャンプーの選び方2つ
-
頭皮への刺激が弱いアミノ酸系シャンプーを選ぼう
-
赤みがある場合、薬用成分入りのシャンプーを選ぼう
①頭皮への刺激が弱いアミノ酸系シャンプーを選ぼう
頭皮にかゆみを感じる人は、アミノ酸系のシャンプーを使うのがおすすめです。アミノ酸系のシャンプーは、頭皮への刺激に配慮されています。さらに、洗浄力が強すぎずマイルド。皮脂を落としすぎるリスクを減らし、頭皮の保湿力をキープしやすくなります。
アミノ酸系のシャンプーの見分け方は、成分表示の2、3番目を要チェック。〇〇グルタミン酸、〇〇アラニン、〇〇タウリンが入ってるか確認しましょう。アミノ酸系のシャンプーでおすすめのシャンプーは以下の通りです。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
高級アルコール系やオレフィン系のシャンプーはあまりおすすめできません。洗浄力が強いため、皮脂を余分に取り除いてしまい肌が乾燥してかゆみが出るリスクがあるからです。
②赤みがある場合、薬用成分入りのシャンプーを選ぼう
頭皮が炎症していて赤みがある場合、グリチルリチン酸が配合されているシャンプーを選びましょう。グリチルリチン酸は医薬部外品のシャンプーに使われている成分。赤みなどの炎症をおさえ、肌荒れを対策できる効果が認められている有効成分です。
なお、以下にグリチルリチン酸が配合されているシャンプーを2つ厳選しました。どちらもアミノ酸系のシャンプーで低刺激なため、弱っている肌にピッタリですよ。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
医薬部外品のシャンプーは、予防や衛生のためのもの。悩みが改善されない場合は、皮膚炎の可能性があるため、皮膚科の受診を検討しましょう。
50代の頭皮のかゆみに効くおすすめシャンプー20選
実際のところ、50代の頭皮のかゆみに悩んでいる方はどんなシャンプーを選べばいいのでしょうか。ここからはおすすめのシャンプーをランキング形式で紹介します。下記の2項目を基準に厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。
ランキング選定基準
- 成分…かゆみを対策できる有効成分が配合されているのか
- 評価…Amazon・楽天・Yahoo!の口コミから判断
いち髪 濃密W保湿ケアシャンプー
MINON(第一三共ヘルスケア)(ミノン) / 薬用ヘアシャンプー しっとり
薬用 アミノ酸 シャンプー 爽快柑
ラサーナ プレミオール シャンプー
オクトセラピエ 薬用スキンケアシャンプー
KADASON 薬用スカルプシャンプー
haru kurokamiスカルプ
クラフトオーガニック リペア泡シャンプー
スカルプD薬用シャンプー
b.ris オーガニック スパークリングシャンプー
ニューモシャンプー
オクト薬用シャンプー
キュレル シャンプー
KAMIKA クリームシャンプー
MORE BLOOM シャンプー
YOLUカームナイトリペア シャンプー
CLAYGE(クレージュ)シャンプー
アシュケア 薬用 メディシャンプー 350ml
カウブランド 無添加シャンプー さらさら ポンプ付 500ml
フケミンユー 薬用シャンプー
正しいシャンプーの使い方
せっかく良いシャンプーを選んでも、使い方が間違っていては本来の効果が期待できません。むしろ悪影響を及ぼしてしまうリスクすらあります。基本的なシャンプーの使い方を押さえておくことが大切です。下記の流れを頭に入れておくといいですよ。
-
洗う前にお湯で予洗いする
-
シャンプーを泡立てる
-
地肌を中心に指の腹で洗う
-
シャンプーをしっかり洗い流す
-
洗髪後、すぐに乾かすようにしましょう
①洗う前にお湯で予洗いする
シャンプーをおこなう前に、ぬるま湯を使って予洗いしましょう。ポイントは、髪に付着しているチリ・ホコリ・皮脂汚れをここである程度落とすこと。実は予洗いをするだけで、ある程度の量の汚れを落とせるのです。
そうすれば、シャンプーが全体に行き渡らせやすくなり、頭皮までしっかり洗えるようになります。シャンプーの泡立ちが良くなる使用感も期待できるため、負担を少しでもやわらげられるかもしれませんね。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
女性は、髪を濡らす前に髪のもつれをとくのがおすすめです。髪は濡れると絡まりやすくなるため、事前に頭皮を洗いやすい状態にしましょう。
②シャンプーを泡立てる
シャンプーを使う時は、まず手で泡立てることが重要。その泡を使って洗うようにしましょう。泡で洗うことで、摩擦が生じにくくなるのがポイント。髪や頭皮が傷みにくくなります。
モチモチの泡を使って、頭皮の汚れをしっかり落としましょう。
③地肌を中心に指の腹で洗う
指の腹を使って洗うのがポイント。優しく頭皮をマッサージするようなイメージで洗ってあげましょう。シャンプーの目的は頭皮の汚れを落とすこと。髪の毛ではなく、頭皮を中心に洗うよう心がけてくださいね。
なお、爪を立てて洗うと頭皮が傷つくので要注意です。もし爪が長くて洗いにくいのであれば、シャンプーブラシを買うのも選択肢の1つ。通販はもちろん、ドラッグストアなどで手軽に入手できますよ。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
なで洗いはしないようにしましょう。頭皮に汗や皮脂が残ってしまいやすいです。臭いやベタつき、フケの原因になります。
④シャンプーをしっかり洗い流す
シャンプーのヌルヌルがなくなるまで、丁寧にすすぐのも大切。シャンプーの洗浄成分が肌に残ると、においや乾燥などの頭皮トラブルの原因になりやすいです。耳裏や頭の後ろまでしっかり洗い流すよう意識してください。
⑤洗髪後、すぐに乾かすようにしましょう
洗髪が終わったら、なるべくすぐに乾かしましょう。自然乾燥はNGです。髪の毛を濡れたまま放置しておくと、雑菌が発生・繁殖しやすくなり、においの原因になってしまいます。
まずは、タオルで髪の水気を取り切りましょう。そのあと、ヘアドライヤーで根元から全体へ乾かしていく手順で取り組むのがおすすめです。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
自然乾燥は絶対に避けてください。雑菌が繁殖してしまい、どんなににおい対策できる成分が入っているシャンプーを使っても意味がなくなってしまいます。
参考:花王ヘアケアサイト
50代の頭皮のかゆみ対策3つ
-
シャンプーで2度洗いしない
-
頭皮用のローションを使う
-
生活習慣を見直す
①シャンプーで2度洗いしない
シャンプーは1度のみ使うのが基本であり、2度洗いするのはNG。2度洗いすると、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまいかねないからです。かえって皮脂の過剰分泌をまねいたり、乾燥させてしまうリスクがあります。
また、シャンプーの流し残しやすくなってしまうのもポイント。シャンプー・洗浄成分が頭皮や髪の毛に残ってしまうと、その部分に負担をかけ続けることになります。さらなる頭皮トラブルをまねくリスクがあるので気を付けましょう。
②頭皮用のローションを使う
シャンプーやコンディショナーに加え、頭皮用ローションを使うのもおすすめです。髪・頭皮の乾燥を避けやすく、しっかり保湿してあげる働きが望めますよ。
乾燥は、あらゆる頭皮トラブルの原因になりうる危険な状態。普段からシャンプーや頭皮用のローションを適切に使って保湿ケアに取り組むことで、さまざまな頭皮トラブルを未然に防げる可能性を高められます。
③生活習慣を見直す
-
バランスの良い食生活
-
睡眠
-
喫煙飲酒を控える
-
ストレスを溜めない
かゆみをはじめとして、頭皮トラブルは生活習慣と密接にかかわっています。たとえば、食生活から見直してみてはいかがでしょうか。バランスのいい食生活を心がけましょう。良質なタンパク質やビタミンAを多く含むものを積極的に摂り入れてください。
加えて、健康的な頭髪環境づくりのためには、睡眠も重要です。十分な睡眠時間と質を高められるよう、就寝前にスマホを見るのは避けましょう。
飲酒・喫煙は、どちらも控えましょう。タバコはニコチンによって血行が悪化し、髪の毛に栄養が届きにくくなってしまいます。お酒は髪の成長に必要な栄養素がアルコールの分解に使われてしまいます。
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
ストレスを溜め込まないように注意するのも大切です。円形脱毛症に代表されるように、極端な薄毛や脱毛を引き起こす可能性があります。うまくストレスを発散する方法を見つけられると理想ですね。
・吉木, 伸子. 『美容皮膚科医が教える大人のヘアケア再入門』. 青春出版社, 2021.
・宇山, 侊男, et al. 『化粧品成分ガイド』. Edited by 美代治 岡部, et al., フレグランスジャーナル社, 2020.
・化粧品成分ジャーナル. 化粧品成分オンライン. Accessed 20 June 2023.
あなたにぴったりな商品をおすすめする商品比較サイト「チョイフル」の編集部です!
choiFULL美容ライター智子(45)のコメント
普段、肌が乾燥するとかゆみを感じることがありますよね。その原理と同じで、頭皮も乾燥するとかゆくなることがあるのです。